AV業界女子~アダルト業界に作り手として居座るワケ~

女性が見るAV業界とは

AVに関わる女性が実は女優さんだけでないのはご存じでしょうか。私は営業として、広報として、そしてAV監督としてこの業界と関わっています。

そんなワタクシ鈴木リズが見た、このアダルトビデオという世界はいつも新鮮で刺激的でそしてときに忘れられないほど深く感動し、心に刻み込まれるような出来事が起こる遊園地のような存在です。

私のXCREAM動画配信業界ブログでは、このアダルト業界・・・しいては「性の楽しさ」みたいなものに触れていけたらと思っています。肩の力を抜いてまったりと楽しんでいただけたら嬉しいです😊

「女性が見るAV業界」と仰々しい見出しをつけてはみましたが、そもそも私のフィルターはとても男性に近しいものがあるように感じます。令和時代に性別で資質を区別するのはナンセンスかもしれませんが、前回のクリちゃんさんの記事でもあったように、私は¨レズビアンからバイセクシャルへ¨変化した類の人間なので、異性愛者の女性とは若干感覚が違っているかもしれません。女性の柔らかいフォルムだったり、キメの細かい肌感、サラサラの髪だったり可愛らしい声や思考にグッとくるものがあるわけです。みなさん、分かりますよね?きっと。

さらにこのアダルト業界で活躍する女優さんはみんな頑張り屋さん。自身のコンプレックスと闘いながら、そしてそれを武器にしながら撮影じゃない日も含め24時間365日励んでらっしゃる方々がみなさんの目に留まるような一流の女優さんとなって活躍されています。

そんな彼女たちに、支える側である私たちはいつも尊敬と感謝の念でいっぱいなわけです。

女性が変えてきたアダルト業界

支える側として女性がこの業界で活躍しだしたのは2005年前後に遡ります。この頃に弊社 桃太郎映像出版では現役引退後の女優さんたちが広報部員として入社しています。

勿論、それ以前より裏方として活躍されていた方たちも大勢いらっしゃることかとは思いますが、表立って¨アダルトビデオ業界で働く女性がいる¨と一般ユーザーたちに知らしめたのは我が社ではないかと思っています。

現在でも我々、桃太郎映像出版では多くの女性が日々様々な部署で男性陣をこき使いながら(笑)奮闘しています。そんな女性たちがアダルト業界で残してきたもの、それは業界の可視化です。

これまで身近にあって遠い存在だったアダルトという世界を、ぐっと一般の視聴者と寄り添う形に変えてきたのです。

女性社員が店舗をまわり、作品発売イベントに参加し、メディアに取り上げられることでどこか薄暗がりのような雰囲気だったアダルトビデオを表舞台・・・とまでは言えませんが、舞台袖くらいまでには遠慮会釈もなくひっぱりだしてきたのです。

また、同時期にセクシー女優をメインとしたアイドルグループが結成されたことも業界の彩度が上がることに大きく影響しました。メディアを通してキラキラ輝くセクシーアイドルたちを目にした様々な人が¨ただ可愛い¨だけだった女性の概念を破り、強い意志を持ってこの業界の門を叩いたわけです。

女性が活躍するようになって、女優志望者の数は年々急増していきました。弊社の問い合わせはもちろんのこと私のTwitterにもダイレクトメールで「女優になりたいんですがどうしたらいいですか?」という連絡をもらうことも日常茶飯事です。

女優応募数の増加は作品の多様性を生み出します。スタイルや特性に応じて様々な作品がリリースされ、現在では分かっている範囲で毎月2000本、同人系や配信限定作品も含めると3000本はゆうに超えると噂されています。これって1日100本以上の新しい作品がリリースされている計算なんですよ!正直作っている側から見ると信じられないような数です!!

ユーザーさんはその膨大な数の中から好みの作品を選び出す作業が生じます。好きな女性の特徴、好きなプレイの有無・・・これだけのフィルターでは何千とある新作のなかで1本に絞り切るのは容易なことではないでしょう。

エロシャリストに聞け

そこで頼ってほしいのがエロのスペシャリスト、エロシャリストです。(いま思いつきました)それは私のようなメーカー関係者でも、アダルトブログの運営者でも、DVD販売店スタッフでもエロに携わる人なら誰でも良いです。「自分はこういうのが見たい」という意思表示をしてほしいのです。

作品の特性上、どうしても視聴者の声が作り手まで届きにくいのがこの業界の落とし穴。私たちも自分たちのエロに絶対の自信を持ちながらも、毎月の売り上げを見る瞬間は常に半目です。この作品がユーザーに認められているか否かは数字で判断するしかないのが作り手です。

だからこそ、ぜひ恥ずかしがらずに声を上げてほしいんです!その声は年月はかかってもきっと作品に反映されます。私たちもユーザーの声を心から待ち望んでいるのです。

そしてこれから動画配信を始めてみようか検討している人には、前述の通りユーザーの求めるものを敏感にキャッチする繊細なセンサーが絶対に必要です。「俺の見たいものを作る!」というオナニストでは1年後には間違いなくアイデアが枯渇し、業界を離れることになります。そしてこのセンサーは¨感覚¨ではありません。人の流れを見て、数字を見て、しいては自分のエロ概念をぶっ壊す柔軟性の高いセンサーが必要になるのです。このあたりは長くなるので、クリちゃんさんの「同人AVの歩き方」にいつか記していただきましょうか。フフフ・・・突然、全力でバトンをぶん投げましたね、私。(笑)

女性である私がアダルト業界を終の棲家に決めた理由

エロに情熱を燃やし、エロのために生きている私たちは常に時代の変化を敏感に感じ取り、エネルギッシュでアクティブでファンキーでワイルドでエキサイティングでソウルフルでそれでいてアーシーでブルージーでエモーショナルでなければならないと思っています。

こんな人間味があって、知れば知るほど興味の泉が湧いて枯れることのない世界は私の知る限りアダルトビデオ業界だけです。女性であることが尊重され、個としての性質を主張できるこの業界は女性に向いていると言えるのではないでしょうか。私を¨ただの承認欲求ヤリマン女¨から少し成長させてくれた要因はここにあるかと思います。

人間の実質的コアである「性」という物事を扱うかぎり、終わりは永久にありません。本当に楽しい業界なんですよ、AVって!この記事を読んでそんな世界に憧れてくれる人が1人でも増えてくれると嬉しいなぁ😍

ちなみに、次回からのブログのテーマは決まっていません!えぇ、全くです!!自分のことばっかりじゃなく、業界の興味深い人たちの話や驚きの話をこのXCREAM動画配信業界ブログでご紹介できるといいなぁと思っています🎶

私のTwitter(https://twitter.com/AV_rizu)でもご意見ご要望を24時間受付中です。お気軽にご連絡いただけると嬉しいです。

ではまた来月にでもお会いしましょう🧡