新コラム連載スタート直前企画・AV業界を駆け抜ける性職者・鈴木リズに迫る!

毎度お騒がせしております。XCREAMのクリちゃん♂でございます。実は…当ブログの執筆陣に、新たな、そして強力なメンバーが加わります!その方とは…【鈴木リズ】さん!!老舗AVメーカー「桃太郎映像出版」で人気シリーズ『ヤリマンワゴン』を監督、「AV OPEN」で監督賞を受賞するという輝かしい経歴を持ちつつ、「素人onlyプラム」でも営業を担当する他、サプリや媚薬ローションなどのプロデュース、各種媒体への露出、イベントへの出演などなど、幅広く活躍するまさに才媛、もといエロを愛する性職者。

プライベートでの経験人数は220人以上で、レズビアン寄りのバイセクシュアルであることを公言しているという何とも興味深い一面も併せ持つリズさん、どんな人なのか皆さんも気になっちゃいますよね?というわけで今回は「鈴木リズとは一体何者なのか!?」に迫るインタビューを敢行。具体的なお仕事の話からパーソナルな部分を覗き見しちゃいましょう。

今後スタートする鈴木リズさんの連載コラムへの布石として、基礎知識として、どうぞお楽しみください!

  

私、「桃太郎映像出版」と「素人onlyプラム」の公式何でも屋です

※以下:(リズ)=鈴木リズ(クリ♂)=クリちゃん♂

(クリ♂)まずは現在どちらのメーカーで、どんな業務に携わってるのかを教えてください

(リズ)「桃太郎映像出版」と「素人onlyプラム」の公式何でも屋をしております(笑)。

(クリ♂)「桃太郎映像出版」といえばかなりの老舗メーカーですね~。

(リズ)そうですね、業界の中では比較的長い方のメーカーだとは思います。

(クリ♂)ちなみに何年くらい勤務していらっしゃるのですか?

(リズ)7年か8年くらいでしょうか。最初は業界のことなんて全然知らなくって、でもエロは好きだったのでセル店に設置されてた桃太郎のコーナーボードには見覚えがあったんです。それがきっかけで今の会社に話を聞きに行って入社に至ったんですよ。

今では桃太郎とプラムで広報と営業もやっているので、そのコーナーボードが古くなったら取り替えたり、何ならデザインまで担当しています。

(クリ♂)お客さんにおけるメーカーの入口というか、顔となる部分を作られてるなんて、不思議なご縁というか、感慨深いものがありますね。

(リズ)そうですね。でもコーナーボードだけでなく、全ての工程に携わっています。『ヤリマンワゴン』の監督として撮影をして、最近では編集もしていたり、お店に作品が出るという案内をして、出たらお店に商品を並べに行って、イベントやるならそれにも参加してますね。

(クリ♂)ではもう作品が出るまでの一から十までやられてるわけですね。

(リズ)もちろん私一人では無理というか、様々な部署と関わりながらやっていくんですけどね。

  

女性やセクシャルマイノリティも活躍できる開かれた環境

(クリ♂)職場のことについてお聞きしたいと思います。AVメーカーといえば他の業種と比べて特殊なイメージがありますが…

(リズ)たしかに私から見ても、良くも悪くも変わってて不思議な人が多いですね(笑)。何か一つのことに対してマニアックに深掘りしてて、特に音楽と映画が好きな人が多い印象です。実際にバンドをやってたり、映画も固有名詞がスラスラ出てくるような知識を持ってたり。

(クリ♂)そういう何かを追求する性質が、作品作りにも活きてるんでしょうかね。ちなみにリズさんご自身は、「自分ココ変わってるな~」と思う部分はありますか?

(リズ)どこと比べて変わってるかって判断するのは難しいけど…220人以上の経験があるとか、レズビアン出身のバイセクシュアルだとか、いろんな経験があるのでそこは周囲の人たちから面白いと思っていただいてるようです。まあ私としてはそれを「普通」として生きてるんですけど、周りが面白がるということは、それが変わってる部分なのかも。

(クリ♂)「LGBT」を発端に更なる多様化を認め、現在では「LGBTQQIAAPPO2S」と広がりを見せるセクシュアルマイノリティへの理解。そしてジェンダーについての考え方がアップデートされ続けている中で気になるのが、かつて「男社会」(のイメージ)だったAV業界における女性の立ち位置。自身で「レズビアン寄りのバイセクシュアル」を公言するリズさんからはどう見えていますか?

(リズ)こういうの(エロ)が好きだったら、女性も全然働きやすい環境じゃないでしょうか。最近だと女性も「好きなものを好きって言える時代」になってきてますし。ウチの職場は女性が多くて、それこそ半分以上が女性かな。他のメーカーさんからも女性が異常に多いって言われますし。

で、女性が多くなると、例えばオフィスにベビーベッドが置かれたりして、会議が入ってる間とかにみんなで面倒を見たりして。社風だとかそういう大げさなものではなくて、自然とそういう流れになっていったんですけど、それが居心地のいい雰囲気を作ってると思いますね。

そもそも女性の社会進出について、例えば企業さんとかが「女性を何%起用します」ってわざわざ決めるのもおかしくて不自然だと思うんです。適材適所でたまたまそれが女性だったっていう方が自然ですよね。

他にもゲイの子とかもいたしトランスジェンダーもいたし、本人たちは不思議に思ってない。今はまだあれこれ言われたりすることもあるかもしれないけど、そんなのは外側の部分であって、仕事するにあたっては内側の部分が大事なんで、あまり関係ないかなって思います。私の場合で言うと、別に男の人になりたいわけではないし。少なくともウチの会社はそういうところを受け入れてるというか、当たり前のように思っていると感じます。いろんなことを隠さずに言えるのでラクですね。

(クリ♂)そんな中で具体的に女性でよかったと感じた瞬間はありましたか?

(リズ)私がいない現場、または他のメーカーさんの現場だと、女優さんが男性スタッフに囲まれてお仕事されてることが多くて、そんな中で生理だとか女性ならではのカラダの現象による体調不良の相談は、相手が女性の方がしやすいんじゃないかって思いますね。生理の重さとかは同性じゃないとわからないので。男性ではケアできない部分に理解を示せるのは女性ならではといえます。

(クリ♂)そういうのは女優さんにとってありがたいというか心強いでしょうね。

(リズ)あと社内的には…ナプキンとかすぐに使えるようその辺に出してあったりだとか、もう女性の方が強いっていう部分もあるので私は過ごしやすいです。男の人にとってはどうかと思いますけどね(笑)。

元々この業界は男の人が多いけど、その環境の中でも自分がやりたいことをもってやってきてる女の子が多いから、そもそも芯がある。「それでもやるんだ!」って気持ち。猛者ですね(笑)。もしかしたらそこは一般の女性とちょっと違うのかもしれませんね。

  

監督として【目標は『ヤリマンワゴン』シリーズを100作目まで続けること】

(クリ♂)それでは今度はお仕事において、ご自身の「持ち味」だと思うところを教えてください。

(リズ)私自身は『ヤリマンワゴン』一本でやってるところもあるんですが、こうした自分の監督作はもちろん、それ以外の部分でも、220人以上の経験があって、ハプバーも5、6年通ってて…そこで聞いてきたいろんな人のいろんな話からインスピレーションを受けています。いろんな人の話を聞いて、場にも足を運んで、そうした普段からの遊びが自分の経験値を高めてくれてるなって。

そんな性の猛者の変わった性癖の話は本当に興味深いですが、あまりにもニッチすぎると作品に取り入れても売れるかどうか…でも聞いてる分にはそういうのが面白いし、自分の知見が広がる。「そういうのが気持ちいいんだ」「そういう風に思うんだ」って。こうした経験値がいつどんな風に活きるか分からないけど、それは無理せず取っておけばいい。

(クリ♂)つまり自身の作品に活かされてるのは、膨大なリズさんの脳内アーカイブの中のごく一部?

(リズ)そうかもしれませんね。私の作品は台本があるわけじゃなくて、ただ女優さんと楽しんでワイワイしてるって感じなので「女優力」に頼ってます。現場で使うカメラも小さくて簡単なもので、外で撮るときはスマホで撮ったりもする。ライブ感っていうか。とにかくこっちで演出するより女優さんが「ほら見てー」ってアピールしてくれて、そういう姿をカメラに収める、それが作品になってるって感じなんで。私の腕っていうよりも女優さんの技だって思ってます。

(クリ♂)いわゆるミラクルとかハプニング待ちというか?

(リズ)それがなくて困るときもありますけどね(笑)。例えばなかなか人が捕まらないとか、一時は台風の中で撮影して撮影どころじゃなかったりもしたし…。まあそれがすでにハプニングっていうのもありますけど(笑)。

(クリ♂)女優力重視ならキャスティングにはかなりこだわりがあるのではないでしょうか?

(リズ)2人でキャーキャー楽しんでる明るい感じが撮りたいので、痴女っぽい子がいいとは思ってます。処女デビューで恥じらいがあって…っていうのとは真逆の、ちゃんと自分の見てほしいところをアピールできる子、自分から男性の脚を広げちゃうようなアグレッシブな子とかを探してますね。

(クリ♂)そうなるとある程度のキャリアがある女優さんになるのでしょうか?

(リズ)キャリアはあまり関係ないかもですね。この間撮った子も活動歴でいうとベテラン女優さんの10分の1くらいだったし、でもすごくいいものが撮れたので。だから天性のものですね、すごくよかったです。

あとキャリア/女優歴って、この業界に入って何年ってのがありますけど、例えば業界に入るまでに20年もヤリマンとして経歴を積んできてたとしたら、たとえAVデビューして一か月だとしても歴が長いのと同じようなもの。女優歴だけで測れませんよね。

(クリ♂)「女優力だ」と謙遜されてはいますが、こうした女優さんの性質を見抜き、キャスティングをし、現場ではリズさん自身がいい作品になるよう女優さんやスタッフを導いてる感じがします。今後ご自身の作品が目指す先は?。

(リズ)『GET!!! ~Lady Hunter』という桃太郎でずっと長く続いてる、それこそNo.230に手が届くシリーズがあるんですが、自分の『ヤリマンワゴン』シリーズをそのくらい続けたいです。もう認知度がすごいんですよね、ナンパっていえば『GET!!!』っていう。今ウチの『ヤリマンワゴン』が27作目とかなんで、まずは100作目まで行かないとです。がんばります!

あとは自分の作品を若い人にどんどん見てもらえるようにしたいです。若者に向けて、カッチリ作り込まれたエロではなくて、ちょっとバラエティっぽい感じ。そういう意味では『ヤリマンワゴン』はトークが面白いのでそれができる。エロに興味が薄かった若い人に見てもらえるよう念頭に置いて作品を作ってますし、これからも気を付けたいですね。

というか若い人たちが本当にエロに興味ないんですよ。買う買わないじゃなくてそもそものレベルで。二次元が好き、ゲームが好き、エロ動画無料でも見ない、そんな子が結構多い。でもこんなに面白いから知ってほしいんですよね。

  

営業・広報として【作品が店頭に並ぶ快感、達成感はいつになっても変わらない】

(クリ♂)そうして完成した作品が店頭に並んだ時、どのようなお気持ちになりますか?入社当時から感覚が変わったりしましたか?

(リズ)業務自体には慣れたとしても、モノになって店頭に並ぶ快感、達成感は変わらないですね。積み増しされてるのを見るとやっぱり楽しかったりしますし。あとはお店ですと店員さんから何本売れたってすぐに反応を聞けるのもいいですね。他メーカーさんの情報なんかもダイレクトに見聞きできますし。それと同様に配信も、例えばオススメや人気作としてトップページに出てるとか、そういうのは目立ってて嬉しいなって気持ちになりますが、個人的にはお店を回る楽しさを知ると、メーカーに所属しててよかったなって思いますね。

(クリ♂)お店へ行ったときはどのようなことをされてるんでしょうか?

(リズ)自社の商品の陳列棚を見て、売れてる作品は目立つようにして、あとは返品してもらう作品を選定したりだとか。それとお店の方にお願いして、棚の場所をよりいい位置に移動してもらったり、スペースを拡張してもらったり、まだウチの棚がない店舗さんには棚をくださいっていうやり取りをします。新作情報を持って「これ絶対売れるので棚ください」って、もう争奪戦ですね。こうした棚のメンテナンスはもちろんお店もやってくれるんですが、メーカー数が滅茶苦茶あるので手が回り切らないっていうのもあって、お手伝いさせていただくんです。

(クリ♂)僕らが商品を見てる陰にはそんな熾烈な陳列棚の争奪戦が繰り広げられてるだなんて…。

(リズ)たしかに熾烈ではありますけど、同じ業界同士メーカー間の仲はいいんです。コロナ前は業界女子会とかやってて…今はだいぶ減りましたけど…。

(クリ♂)それは話の内容が濃そうですね…。

(リズ)たしかにこの話を撮って公開した方が面白いんじゃないかってことはありますね。集まるメンバーには広報がいて、監督がいて、編集がいて、営業がいて…いやもうここでメーカーできちゃうじゃんみたいな。話の内容はほぼグチなんですけどね(笑)。今では1年に一回集まれるかどうか、しかも小規模になりましたし。やっぱり私たちは濃厚接触の業界なので、コロナにはかなり気を付けてますね。

(クリ♂)ちなみに他社の新しいメーカーやレーベルが増えてくるのはどんなお気持ちでしょう?

(リズ)自分の立場としては棚の数が…ただ私も一ユーザーなので、お店に行って自分の所とは関係ない棚見てるのがすごく楽しいんです。新しいメーカーもそうですし、この女優さん可愛いなとか。そういう目線で今も見てるんで、仕事半分プライベート半分でお店回ってますね。

(クリ♂)その目線でいられるから長い年月密度の高い仕事をしていられるんでしょうね。

(リズ)そうですね、いやもう、ずっと、ずっと楽しいです。本当に天職だと思います。今の会社に入るまではいろいろやってもすぐに飽きちゃってたんですけど、この仕事くらいです、飽きないでいられるのって。

(クリ♂)中々そういうことに巡り合えない人もいますよね。

(リズ)なんかこうやりたいことが見つからないみたいな人が多いですよね。まずやってみればいいのにって思いますけど。私も何もわからないまま、でもエロが好きな人だったんでいろいろ転職する時に考えたんですよ。風俗の黒服、デリヘルの送迎、女優さんとかも考えましたし…その中でなんとなく当時のウチの女性広報に「そもそもAVの広報って何するんだろう」って興味から話を聞きに行ってそのまま今に至るっていう。だから働く働かないは別にして、ちょっとでも興味のある物を深掘りしてみればいいのになって。何にも全く興味がないって人はほとんどいないと思うんです。食べることだとか、文章や絵を書くだとか、そこから見つければ面白くなりそうですけどね、人生が。

(クリ♂)お金が儲かるかどうかとかっていうよりも、自分が幸せでいられるかってことを考えた方がいいのかもしれませんね。

(リズ)そうそう、お金が儲かるはきっと後から。で、好きなことやってるうちに「これで儲けよう」っていう気持ちだとか「これでお金を稼いでる」って充実感が生まれるだろうと思います。好きでもないことでお金を儲けてもそのお金はそんなに価値がない、多分嫌になっちゃう。だったら人とか、興味とか、そっちを優先した方が、最終的に満たされる気がします。

(クリ♂)壮大な人生の話になってきましたね。

(リズ)そうですね。こんなこと今まで考えたことなかったんで。成長させてもらえましたね~(笑)。みんなAV業界に来ればいいのに、特に若い人が入ってこないんで…。一部スタッフで若い子がいてくれますが、全体的には業界も高齢化が進んでますからね。みんな腰が痛いだとか、低気圧の日は具合が悪くなるみたいな(笑)。若い子が来ればその分若いセンスが入るんで、もし「おじさんが作るAVなんてつまんないよ」って思うんだったら、どんどん自分から入ってきてほしいんですよね。で、どんどん偉い人たちに逆らって欲しいっていうか。

  

鈴木リズ流モノ作り【アイデアは頭洗ってる時に「おおっ!」って閃きます】

(クリ♂)自分の中で今やってることの境界線を越えてみたいとか、他のジャンルをやってみたいってことはありますか?

(リズ)作品については違う作品を一時期やってたんですけど、求められてるのが『ヤリマンワゴン』だって分かったので、やはりこれでいこう!と思いましたね。作品以外のものだとグッズプロデュース(サプリとか媚薬クリーム、ホール、ローション)もやりました。作品の中でアパレルとコラボしたりとか、本を出したりだとか、Youtubeとのコラボだとか…考えてみたらやりたいと思ったことは全部やってるのかもしれません。

(クリ♂)AVって他の分野とコラボしやすいんでしょうか?

(リズ)どうでしょうね。私の作品がたまたまコラボしやすかったのかもしれませんし。作り込まれたものというよりドキュメンタリーっぽい要素が強いので、例えば服を着ての会話のシーンも多いからそこでアパレルからの話が来やすいだとか。それと私が女性なので、そこで女性がプロデュースするユニセックスのグッズって何だろうとかもありますし。とにかくどうせやるなら全部仕事につなげたい、無理やりにでもこじつける、せっかくなんで(笑)

(クリ♂)そのグッズについて、どのような関わり方をされてるのでしょうか?

(リズ)企画は何がいいかな、何を作ろうかなっていう、わりとまっさらな状態からのスタートです。例えばサプリだと「最近サプリが売れてるらしいぞ」「じゃあどんなのがいいのかな?」「ユニセックスだったらいいのかな?」とか連鎖的に考えて。次に成分に関しては協力してくれてる会社に、「炭酸が入ってるようなものを作りたい」とか要望を出して、「それはできないですよ」「こうはできないけどこうしませんか?」っていうのを話し合って作ってますね。入れようと思ってたものが有害指定されるとかもあったり、状況がリアルタイムで変わっていくのも大変ですが興味深かったです。

(クリ♂)サプリってぶっちゃけどこまで効くのかって気になるところですが…。

(リズ)ぶっちゃけ今売ってるのはみんなちゃんとしてて、というのも日本って基準とか品質に関してすごく厳しいんで、出回ってるものはやっぱりちゃんとしてるんですよね。ただサプリは薬と違って長期的に飲み続けて改善すしていくものなので、そこだけは勘違いしないようにしてほしいですね。で、私の場合、その長期的に飲み続けるというサプリの分野に、すぐに効果を感じるものも入れたいと思ってカプサイシンを配合したんです。

今までのサプリとは違って飲んだ瞬間ピリッとなって、汗が出てきて、「おおっ!」てなる。即効で効果を感じられるかなと思って。もちろん今までにもカプサイシンが入ってるものはあったんですけど、私のは「限界量まで入れた」っていうのが違ってて、おかげさまで結構売れてますね。

あとは媚薬クリームも作ってて、冷感と温感があるんですけど、これももうすでにいろいろなのが出ていて。その中で「差別化するためには何がいいかな」と思っていろいろ考えたんですけど、実現できたのはスクラブの粒々入り。この粒々があそこに塗った時に、従来のものと違った感触を与えてくれるんです。新しいことを考えるのは楽しいですね。

(クリ♂)そういうアイデアっていつどこで生まれることが多いんですか?

(リズ)大体お風呂に入ってる時に思いつきますね。頭洗ってる時に「おおっ!」って(笑)。で、忘れないうちに携帯にメールしてメモメモみたいな。電車乗ってる時でもないし、ベッドに入った時でもなく、大体お風呂で頭洗ってる時なんですよ、何故か。時間的にも夜の8時とか9時くらいだからちょうど冴えてる時なんでしょうね。私実は会社で考えなきゃっていうのが苦手で、大体夜の7時くらいから脳が動き始めるんです。会社にいる時間は脳が寝てる時間で、退社の時間から「よしっ!」って頭が元気になるっていう(笑)。

(クリ♂)リズさんのバスルームから生まれる数々のアイデア、これからも期待ですね!

(リズ)ありがとうございます。グッズは他にも色々考えてるんですよね。あとはユーチューバーの子とコラボしたりとか、ちょうど今日話してたのは下着を作ったりだとか。下着に関しては撮影でも使えて、女の子が普段でも着けられてっていうやつをずっと作りたかったんです。きっと今夜お風呂に入ってる時に「どうつなごうかな」って考えると思います(笑)。こうしたコラボって、YouTubeとか雑誌に出させてもらってることで桃太郎の存在を知っていただき、お話をいただけるってことだと思うんで、そういう活動も並行して続けていかなきゃって思っています。ご期待ください!

(クリ♂)それにしても、こうして幅広くやらせてもらえるということは会社といい関係で、やり甲斐もありそうですね。

(リズ)私だけだったらこうはなりませんからね。「桃太郎の鈴木リズ」っていう方が全然広がりがあるし、話がつながりやすい。会社にメリットがあるならそういうのもどんどん利用していきます。でもやり甲斐っていう部分では…やっぱり「作品が売れた」っていうのが一番ですけどね。

  

読者へのメッセージ&コラム連載スタートへの意気込み

(クリ♂)いくつもの側面からリズさんに迫りましたが、最後に読者に伝えたいことは?

(リズ)『ヤリマンワゴン』の新作が5月に出ます。作品を作っていて常に思うのは、これまでにも話してきましたが「若い世代にAVを見てほしい」ということ。そうでないとAVがなくなっちゃうかもしれない。DVDでも、配信でも、レンタルでも、是非見てください。そして、ツイッターとかもやっているので、ひと言「見た!」と言ってくれるだけで「ちゃんと見てくれてる人がいるんだ」って励みになります。

(クリ♂)というわけでお送りしてきました鈴木リズさんインタビュー、いよいよこれからリズさんの連載コラムが当ブログにてスタートします!

(リズ)いや~、大丈夫かなってちょっと緊張してるんです~!みんなに喜んでもらえるようにって思ってるんですが、それこそネタを送ってほしいなって思いますね。素顔の面、私生活を織り交ぜながら、かつ業界のこととか、作品撮った時のこととかをお伝え出来たらと思っています。皆様よろしくお願いします。