オーガズムを知る、導く!ゼロからの絶頂メソッド

みなさんイッてますかーっ!?最近イッてない鈴木リズです。(しょんぼり)

男性はセックスとオーガズムの結びつきが強い人がほとんどですが、果たしてお相手はちゃんとイケているかどうか考えたことはありますでしょうか?

エロストックさんとコラボして素敵なイラストをたくさん作っていただきました🎵

今回はきちんと知らないとセックスレス地獄をも呼ぶオーガズムの原理とその方法について知識ゼロから学ぶ絶頂メソッドをお伝えします!

セックスのハイライトはやっぱりオーガズム

男性のセックスの終局はほぼ、射精ですよね。射精の直前には最も強いオーガズムが発生するので〝セックス=オーガズム〟という構図が大多数の男性で出来上がっていると思います。

しかしながら女性はそう上手くはいきません。自分がイキそうな瞬間に男性がオーガズムを迎えてしまうとそのまま終了・・・「まだイッってないからもう少し頑張ってよ」と言っても物理的に無理!と断られてしまうともはやどうすることも出来ません。女性には基本的に〝賢者タイム〟が存在しないので、なんとなくおざなりにされているモヤモヤ感が残ってしまうのです。

こういった男女間でのズレを重ねるうちに、女性は「セックスしてもどうせイケないし、ただ穴を貸してるだけ」という空しい感情が沸き、セックスレスを呼ぶことになります。そしていざその状況になった頃にその状況を導いた理由も分からないまま男性は「パートナーがセックスしてくれない」という不満を抱くわけです。理由を問いただしたとしても、「アンタが毎回毎回私より早くイって、こっちはセックスしてもただ疲れるだけなんだよ」なんてなかなか女性は言えないもんです。そして周囲に打ち明けても「私もイケないよ」という答えが返ってくることが多いため、女性はセックスを楽しむことを諦めていくのです。セックスが〝パートナーへの義務〟なのか、はたまた〝自身の存在価値を確認する行為〟でしかなくなり、本来楽しむべき行為が苦痛でしかなくなってしまいます。

〝前戯が大事〟〝愛があればオールOK!〟なんて言ってられるのは初めの半年だけ。

人間に許されたオーガズムという快感を得られないセックスが苦痛でしかなくなるのは、誰の目にも明らかなのです。

オーガズムに導くために(精神面)

実は医学的に詳しく解明されていないオーガズム。オーガズムに至る理由やその原理は未だ不明瞭ですが幸い、私が生物学上ギリギリ女なので(笑)どんなときにどのようにオーガズムが起きるのかだけは具体的にお伝えすることが出来ます。

ここからは私の主観になりますが、女性がオーガズムを迎えるには精神的な面と肉体的な面の両方が開発されていないとそこには至らないと考えています。エロマンガのように〝いきなり処女が痴漢や強姦に襲われてオーガズムを迎えることはない〟と私は言い切ります。それは自分に起きている状況が何なのか、これからどのようなことが起きて自分の身体にどのような変化が起こるのかが理解できないためです。

つまり、イクためには心と体の準備が必須です。

「女性は寝転んでいるだけでイケる」は大きな間違いです。自分の体内に異物が入り込み、中でソレが引っかかったり出し入れされたりするわけなので、日常の心理状態から大きく精神を分離しないとセックスの快楽は享受できません。

性経験のある大多数の女性は、こんな複雑な考えをセックスの度に起こすことはまずないでしょう。それはそのシチュエーションとなった際に、無意識に意識を日常から分離するテクニックを持っているからです。それが出来ないと〝気持ちいい〟を感じることが出来ないのです。

これを手垢のついた表現にすると〝バカになる〟と呼びます。

意識を乖離しセックスに夢中になるには、普段の自分とは違う人格になる必要があります。いつもの自分に戻ってこられるのか不安で意識を捨てきれなかったり、理性が働いてその状況に入り込めない女性がオーガズムを迎えることはまずないのではないでしょうか。人は単純に「性経験が少ない」「開発されていない」と呼びがちですが、これはセックスの回数を重ねればいいというものではなく、オナニーやセックスで経験を重ね、自分なりの〝快楽享受スイッチ〟をONに出来るか否かが重要で、男性も女性もお相手の享受スイッチをスムーズにONに出来る人が床上手と呼ばれるわけです。

オーガズムに導くために(肉体面)

オーガズムに導くためには先程の心の準備とあわせて肉体的な準備も必要です。

女性器は非常に柔軟に作られていますが、性経験のない状態では気持ちの準備も出来ていないため潤滑剤となる膣分泌液(愛液)が足らず痛みを伴ったり、腟内の伸縮性が十分ではないため物理的に挿入できないということが起こります。

愛液の分泌を促すには性経験による快楽の記憶が重要になります。愛液は興奮により増加するので、これから起こりうる快楽を想像することで挿入もスムーズになるのです。また、クリトリスへの刺激でも増加するので、気持ちが入りきらないときは物理的にクリトリスへの刺激で愛液を促す方法もあります。

性器の柔軟性に関しては、時間をかけてほぐす必要があります。自分のペースでほぐしていくことが出来るオナニーがおすすめではありますが、そういった経験もない女性にはパートナーが協力する必要があります。その場合にはリューブゼリーなどのデリケートゾーン専用潤滑ゼリーを使用し、時間をかけて恐怖心も解きながらほぐしましょう。

ただ「処女膜強靭症」という生まれつき処女膜の組織が硬かったり、分厚くなっている構造の女性もいます。開口部が狭く伸びにくい人もおり、他の人と比較して挿入時に強い痛みを伴う場合もあります。そういった場合は無理をせず、婦人科の受診を薦めましょう。処女膜強靭症は保険適用で処女膜切開・切除手術を受けることが出来ます。

オーガズムへの道しるべ

女性がイクためには、オーガズムの感覚やその時の状況を覚えると次回からもスムーズにオーガズムを迎えることが出来ます。どの体位がイキやすいのか、どの場所への刺激でイキやすいのかお互いに覚えておくとオーガズムのためのセックスが叶うのです。
女性はクリトリス→Gスポット→ポルチオがイキやすいとされています。クリトリスでイク感覚を覚えたらGスポット→ポルチオにも進んでみましょう。
膣内の刺激に慣れれば「中イキ」もしやすい体質になります。ただポルチオはGスポットのさらに奥の場所になり、慣れていないと痛みを感じることもあります。慣れれば一番強い快感が得られる場所ではありますが、段階を踏んでその刺激に慣れていく必要があります。

そしてセックスを楽しむために体調を整えると更に相乗効果が得られます。太り過ぎや痩せすぎは快感を減少させ性欲減退にも繋がります。
冷え性もオーガズムに至るまでに通常よりも時間がかかってしまうことが分かっています。
水分をよく摂り、柔軟体操も行うことでイキやすい体質を手に入れることが出来ます。


オーガズムには私が知る限りでも「一気に破裂するような快感」「さざ波のように細かく何度も繰り返される快感」「じりじりととめどなく続く柔和な快感」のおよそ3種類があります。
そしてオーガズムを迎えるためには先述の精神面と肉体面の両方の刺激が必要です。

刺激はコップの中に溜まる水のようなイメージで、人それぞれそのコップの容量が異なります。
精神面と肉体面の刺激がちょうど5:5の人もいますし、肉体への刺激が10:1の人もいます。
これまでの準備と、パートナーのコップの割合を知ることでスムーズなオーガズムへの導きが叶います。

セックスはコミュニケーション。言葉を使い身体をつかってパートナーと最高の快楽を味わってください。