プロが教える、安心のハプバーデビュー指南

興味はあるけど行ったことがない人が大半、ある種未開の領域となっているハプニングバー。一度、足を踏み入れてしまえばなんてことのない、性倫理が激低な世界線です(笑)

つまりあっちこっちで半裸の男女(どちらとも区別できない人も)が薄暗い店内をうろつき、隣で酒を飲んでようが真面目に語らっていようがお構いなしに、フェラチオでもクンニリングスでも複数プレイでも始まっている…そんな場所です。

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何をもってしてプロハプバーユーザーと呼ぶかは分かりませんが、多いと週3日で通っていたこの私が、ハプバーに興味があるけど躊躇している人、興味もなけりゃ行く予定もない人、私と同様に家のようにハプバーパラサイトしている人全員に真のハプバーとは何ぞやをレクチャーしていきます。

どこに行くか、誰と行くか

ハプニングバー、実は全国各地の主要都市に点在しています。私が行ったことがあるのは渋谷、新宿、大阪ですが、その他にも札幌から神奈川、茨城、埼玉などの関東圏、岐阜や愛知、京都や兵庫、香川に福岡、沖縄…ときっとこのコラムを読んでいるみなさんが足をのばせるような場所に存在しています。

初手は大箱と言われる広いハプバーがおすすめ。ハプる(ハプバー界隈ではハプニングバー内で交わることをハプると呼称します)ことを断られた場合も、広い店内で逃げ道があった方が気持ちもラクで次のアタックにも移行しやすいためです。

またはじめは不安もあるかと思いますが、1人で行く方がメリットが多いのが事実です。不安なのはエントランスで誓約書を書いたり身分証明書を提示している一瞬だけ。中に入ってひと通りの説明を聞いたあとはスタッフさんが通常のバー同様にお話し相手になってくれますし、よほど他者を寄せ付けないオーラを出していない限りはすでに入店していた他のお客さんから積極的に話しかけてもらえるはずです。

1人でハプバー潜入するメリットは他にもあります。それはとにかく身動きが自由でいられることです。入場料をケチって女友だちとカップル体(てい)で入店すると、声をかける時もハプる時もその女友だちと常に行動を共にしなければならなくなる場合があります。店舗によっては男性からの声掛けすらNGという場合もあります。

※各店舗のルールによって異なります

また雰囲気に慣れてきたあとは絶対に好みのタイプと仲良くなりたいと考えるはずです。その時に一緒に入店したお友だちは足枷にしかなりません。同行したお相手とのセックスを考えていないようであれば絶対に単独として入店したほうが良いでしょう。

(それに一緒に「ハプバー行こう?」というお誘いはこの私ですら、よっぽどの仲でない限り非常に非常に気持ち悪いです!!)

初回は顔写真付きの身分証明書(店舗によっては2点必要)を持参しないと例外なく入れませんので十分注意しましょう。

初心者さんはイベント開催日がオススメ

ハプバーに行くタイミングは当然週末がオススメです。平日と比較すると断然お客さんが多いので楽しさが全く違います。平日のハプバーは常連客がスタッフとまったり飲んでいることが多く、それはそれで非常に楽しい空間ではありますが、それなりの目的があるのであれば週末に入店しましょう。

さらにイベント日はなお一層オススメです。店舗によって〝マゾDay〟や〝緊縛Day〟、〝人妻Day〟などの催し事が行われています。トークが苦手な方でもこの話題で声をかけやすいですし、ご自身の好みの方を狙ってイベントに参加することも出来ます。

〝初心者Day〟には初回入場料が割引になったり、自分と同じ初心者が集まることで交流しやすいシチュエーションもあるので、行きたいハプバーを決めたらイベントをチェックすると良いでしょう。

ハプバーって何をしたら良いの?

お店も日程も目星をつけたけど、一体どんな場所でどんなことをしたら良いの?という不安は尽きることがないでしょう。

お店によってはHPに「店内紹介」のページがあるので、事前に中の様子を見ておくことが出来ます。凡そのハプバーはエントランスがあり、ロッカーがあり、シャワー室があり、バーカウンターがあり、ソファー席があり、簡単に仕切られた空間があるというイメージです。

エントランスで身分証明書を提示+誓約書を記入して料金を支払ったあと、靴を脱いで携帯電話や荷物類を全てロッカーに預けます。店内案内やルールなど事細かな説明を聞いたら最初の飲み物を手に入れてソファーに座るというのが大まかな流れです。

そのあとは既にハプっている人たちを覗きに行くも良し、気になる人に声をかけるも良し、イベントに参加して楽しむも良し、コスプレして普段着を脱ぎ捨てるも良し、スタッフさんの精技を聞き出して学ぶも良しといった塩梅に、楽しみ方は人それぞれです。

私は来店したお客さんの性癖を聞くのがとくに楽しくてよく通っていました。どんな性癖か、いつどのようなきっかけで目覚めたのか、その性癖の何が刺激的と感じるのか…聞けば聞くほど謎がどんどん湧いてきて2、3時間性癖について討論していたこともザラです。

ハプバーには今まで出会ったことのない〝性の猛者〟がたくさん存在します。相手の言葉だけでイケる人や、文字でしかイケない人、針を刺されて興奮する人や複数プレイしか求めていない人など…話を聞いているだけで十分元が取れたと感じるほどです。知れば知るほど性って、嗜好って、セックスっておもしろい!と私の知的好奇心をギュンギュン反応させるのです。

男性同士がお試しフェラチオしている様子も頻繁に目にします。彼らに聞くと「ゲイではない。女性にフェラチオをさせているにも関わらずその感覚が分からずに強制しているのはおかしい」と考えているようで、大変に勉強熱心で且つ紳士的な優しい人たちだなぁと感心してしまいます。結果的には「思ったより苦しくて大変…」とみんな口を揃えて言います(笑)

つまりハプニングバーでは絶対これをするべき!ということはありません。ただししてはいけないことはいくつかあります。それは次の事項でご説明いたします。

これをしたら即アウト!出禁にならないために注意すべきこと

ハプバーに遊びに行くことにおいて自分の身なりやトーク力などというものより、とにかくルールを最重要視しなければなりません。

全国のハプバーで共通しているルールは下記の通りです。

・20歳未満お断り

・スタッフの指示に従わない人お断り

・携帯電話や録音機器の持ち込み禁止

・飲食は決まった場所でのみ可能

・裸になるのは決まった場所のみ

・泥酔者の入店禁止

・コンドーム着用必須

・女性への高圧的な態度NG

経験してきたその他のルールとしては「カップルで来店している女性の横に単独男性は座れない」、「カップルで来ている女性に男性から話しかけてはいけない」等です。基本的にはお行儀良くしていれば問題ありませんが、治安を守るために各店舗で厳格なルールが取り決められています。ルールはお店によって違うので、過去の経験をやこのコラムだけを鵜吞みにせず、必ず行った先のハプバーの説明をよく聞きましょう。思わぬところでルール違反となり退店処分とならないように気をつけましょう。

ルールではありませんがハプバーマナーも覚えておくとスマートです。

・話しかける際は「いま話しかけても良いですか?」の確認を取る

→どなたかを待ってるタイミングの可能性があります

・ハプったあとはしばらく一緒にいてあげましょう

→ハイエナたちが群がる可能性が高いのでしばらく守ってあげると紳士的です

・触ってほしくない場所を事前に確認する

→お互い良いセックスのために大切です

・連絡先を聞かない

→ハプバーはこの一夜を楽しむ場所です

・セックスの前は必ずシャワー&歯磨き

→当然ですね

・無理なお誘いはしない

→相手の反応を見ながらトークしないと出禁になる可能性があります

このあたりはお店のルールとして説明を受けることは少ないですが、知っておいて損はないハプニングバーでのマナーです。みんなで楽しい時間を過ごせるよう心掛けましょう。

プロが教えるハプバーを存分に楽しむコツ

ルールもマナーも覚えたアナタには楽しむコツを伝授します。それはここでしかできないことを体験できるように努めることです。

複数プレイ緊縛体験、前述の男性同士のフェラチオなど、普段は出来ない体験ができるのがハプニングバーの醍醐味。好みのタイプの人とセックスするのもいいですが、どうせするのであればここでしかできないことを経験したほうが記憶にも残ります。

鞭を振ってみたいのであればその願望をスタッフさんに伝えると受けてくれる子が店内にいないかリサーチすることも出来ますし、プライベートでは手配に手間のかかる複数プレイも声をかければ実現可能な場合も!イベントで緊縛師の人が来ていれば本格的な緊縛体験も可能ですし、レズプレイを試してみるなんてこともおちゃのこさいさい。まだ使ったことのないオモチャも体験出来ます。

日常での道理や理性をここでは脱ぎ去り、自分はどんな性嗜好があるのか掘り下げると新たな発見が必ず見つかります。新しい世界を見いだせるのがハプバー。体験できるのがハプバーなのです。世の中の知見を広げるにはもってこいの場所です。

最近ではハプバーに躊躇する人も訪れやすい〝猥談バー〟という場所も次々と生まれています。ハプバーのように裸になったりセックスをすることは出来ませんが、心置きなく猥談が出来る素晴らしいお店です。ハプニングバーに抵抗がある人は、まずは猥談バーへの来店を検討してみると良いかもしれません。あなたの知らない素晴らしい快感がハプバーで花開くことを祈っています!