モテたい男は膣キュンを支配しろ

ぢゅるぢゅるぅぅぅぅううう~っと毎日鼻をかんでは赤くしている鈴木リズです。2025年の花粉、強靭すぎやしませんか?💦こんなに私、花粉症酷かったかな…

3/8(土)大阪市東心斎橋で久しぶりのBARイベントが決定しました★

このコラムを読んでいるのは男性の方が多いように思われますが、みなさん〝膣キュン〟って言葉をご存じですか?先日、友人(男性)に「はじめて聞いた!」と言われハッとして、これは記事にしなければと思い立っての今回の展開です。女性には馴染みの深い膣キュン、確かにわざわざこの現象を男性に伝える女性も少ないのか、ほとんどの男性が知らないのも納得できます。

ただこの女性特有の膣キュンと現象をモテたい男性が知らないのは非常に…ひじょ~~~~に!!勿体ないこと!!

今回はこの膣キュン現象を味方につけて、狙った女性に即効性のあるアタック方法をレクチャーいたします。

はたして膣キュンとは

およそ10年ほど前から主にネット界隈で囁かれ始めたこのワード。どんなに女性と関わることの少ない男性でも〝胸キュン〟という現象については想像に容易くご自身で感じたことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。

好きな人にときめく恋心を胸キュンと表現するのであれば、膣キュンはもっと大人な…そう、性を具体的に想像した時に子宮が疼く現象をそう表現します。胸キュンは2次元的な比喩表現に近いですが、膣キュンは本当に子宮が動作し、人によってはジワァ…と何か滲み出るような感じがしたり、ギュウゥっと締め付けられるような痛みに近い感覚の人もいます。

このコラムを書いてみようと思ったとき、似た表現で〝チンピク〟があることに気が付いた私はもしかして膣キュンの男性にあたる現象がチンピクなのでは?と思い、様々な方へ聞き込みやアンケート調査を行いました。

下記はInstagramで行ったアンケート調査です。

もし膣キュン=チンピクであれば私たちと同様、想像だけで実際に臓器が動作することになります。その結果、女性同様に実際に動く人の方が多い結果となりました・・・・と言いたいところなのですが!!!!「実際に動く」と回答した人に具体的に質問を進めていくと女性の膣キュンとは大きな違いがあることが発覚いたしました。

というのも改めて対話をしていくと「筋肉で動かせる」「触れられるとピクっと動く」「ジワジワ勃ってくる」など、そもそもチンピクという現象自体を理解していない方が多く、勃起と混同している方がほとんどだったのです。

勃起と並行して女性特有の性的な現象を表すとするならば、それは〝膣分泌液によって性器全体が潤むこと〟です。膣口の左右下部(時計でいうと5時、7時あたり)に位置する〝バルトリン腺開口部〟から粘液を分泌することによって女性は性行為を行える状態にすることが出来ます。この現象を男性に置き換えた場合、性行為を現実化する勃起という現象が同義語であると考えられます。

(関連して女性にはバルトリン線の他に、膣と尿道の間に位置する〝スキーン線〟も存在します。これは男性の前立腺に相当し、刺激を加えられた際に分泌液を放出します。俗にいう潮吹きです。女性の射精と捉えると分かりやすいかもしれません。ただ潮吹きが快感かどうかは人によります。)←産婦人科専門医の宮本 亜希子先生に教えていただきました!ありがとうございます!!

もしかしたらチンピクというのは胸キュン同様、直接体に作用が起こらない二次元的な比喩表現なのかもしれません。

あわせて実施した女性向けのアンケート結果がこちらです。

女性を対象に「膣キュンを経験したことがあるか」という質問を行った集計結果です。女性のみ対象と記載したにも関わらず「何それ?」に投票した人の9割以上、「経験したことがない」の4割程度が男性票でしたので、その数を除くと「経験がある」の確率はもっと高いものになります。(そりゃ経験ないでしょうよ、膣がないんだからwwwwwww)

集計結果を見たうえで考えてみると、男女の性に対する感覚の違いは非常に顕著であると分かっていながら実施したこのアンケート自体が愚問だったのかも、と感じます。ただ、物理的な刺激を与えずして生理的現象が分かりやすく生じるのは女性の方が多いことだけはよく分かりました。

子宮に支配される女性のセックス

実は膣キュンは膣のほかにも影響を及ぼします。それは〝わずかな発汗〟と〝心拍数の上昇〟です。この現象は血流が急上昇することによって起こる作用です。そして血流の上昇により子宮は収縮運動を起こします。実は私たちが膣キュンと呼んでいる作用、本当は膣ではなく子宮が動いている感覚だったのです。女性であれば生理の時の子宮が疼く感覚、経験ありませんか?膣キュンと生理時の子宮の収縮は同じ動作ではないかと考えられます。

ではなぜ血流が上昇するのか、そして生理時の子宮の疼きと膣キュンと呼ばれる現象は同じあっても何が違うのか。その答えはフェネチルアミンという神経伝達物質がカギを握っています。フェネチルアミンは恋愛ホルモンのひとつで、好きという感情をトリガーに脳下垂体から分泌されます。するとドーパミンノルアドレナリンの濃度を上昇させるため、心拍数の上昇や血流の上昇による発汗を起こすと同時に性的興奮と快感を感じるようにします。ただの血流上昇ではなく、恋愛ホルモンによる作用も含んでいるため膣キュンは生理時の子宮の疼きとは感覚が違うように思えるのです。

故意的に膣キュンを起こす方法とは…

そろそろ「理屈は分かったから膣キュンで女性をドキドキさせる方法を教えてくれ」と𠮟られそうなので、まずは私の膣キュン動因を記します。

・過去に自分の身に起きた最高のセックスを思い出したとき

・素晴らしいセックスをすると分かっている人と連絡を取っているとき

つまりは膣キュンさせてドキドキさせるというよりも、すでにドキドキした経験を思い起こしてに膣キュンが起こるといった感覚です。好意的な感情がないと膣キュンには至らないのが男性の性的反応とは違う部分です。(フェネチルアミンは好意的感情がないと分泌されないのでこの結論に至ります)

以前、「女性は男性のようにAVを見て興奮しないのか」という質問をもらったことがあります。この質問には「NO!だけど場合によってはYES」が大半の女性の意見ではないかと思います。というのも膣キュンと同様、見ているAVが過去に似たシチュエーションだったり、大好きな人に似ている男優が出ているなど、具象的に自分に置き換えられれば興奮材料になりえます。そうなるとAVを見ているのではなく、自分の回顧録を見ているイメージです。

なので女性を膣キュンさせて特別な感情を持ってもらうには女性に良い思い出を与えなければなりません。思い出と言っても高価な素敵なディナーに高価なプレゼントを与える必要はありません。むしろ下心が透けて見えるような行為は逆効果です。

良い思い出とはその人としか経験できない唯一無二の記憶もともと感じていた人物像から良いギャップが生まれた瞬間だったり、一緒に感動した記憶だったり、絆や繋がりが生まれた行為のことで、同じ出来事でも自分ひとりでは、これほどまでにポジティブな感情に至らないと気が付くと、人はその人との時間を良い思い出と認識します。

女性は考えられている以上に脳の生き物です。女性を神格化し子宮崇拝している考え方には全く同調できませんが、生物学的にみても子宮と脳が連動することで、男性とは違った心の機微や体の現象が起こります。男女の違いを改めて再確認することが出来た膣キュンという現象に感謝です。

すべてはコミュニケーションにはじまり、コミュニケーションで終わります。理屈を理解することでこれまで以上に目の前にいる大切な人とのコミュニケーションの重要性を再認識していただけたのならば幸いです。